« 八丁味噌で勝負 | メイン | この暑さは、まだ夏で良いと思うんだ。 »

2016年9月14日 (水)

金庫

「兄ちゃん、この金庫開けれるかなぁ?」

あるリサイクルショップの方が手提げ金庫をお持ちになられました。

お話almo nature 狗糧を聞くと、お客様から引き取った金庫でしたがカギがなくダイヤルの番号もわからないので開けられないとのことでした。

「この金庫に何が入ってるかわからへんねんけど振ったら少し音がするねん・・ほら・・」

確かに軽い金属が当たるような音、ジャラ銭があたるような音がしておりました。

「相談やけど・・・カギ開けの代金はこの中からの一部でええか?中に金が入ってることは間違いないさかいに・・」

通常なら持ち込みの手提げ金庫のカギ開けは3000円でしたが、お互いの バラ色の脳みそ のなせるわざで即商談成立でした。

先ずピッキングでシリンダー(鍵穴)を解錠しました。そして中にどれだけのお金が入っているかを夢almo nature 狗糧見ながらダイヤル合わせをはじめました。

ほどなくして金庫が開きました・・・。



・・・中には印鑑(三文判)が1つと、7円(5円玉1枚 1円玉2枚)が入っておりました。



・・・二人ともしばらく黙ったままお互い目を合わすこともなく気まずい時間が過ぎ去っていきました。
木枯らしが音を立てて吹いているようでした。
頭の中ではスーザンボイルが哀愁漂う歌を大声で歌っておりました。夢は破れました。

7円しか入っていない金庫にお客almo nature 狗糧様がお金を払うのは本意ではないのはすぐわかりました。というよりもバラ色の契約では僕がいただけるお金の上限は7円でした。




沈黙を破ったのはお客様でした。

「・・・相談やけど・・・兄ちゃん・・・この金庫いらへん?」


お客様も心の中で葛藤していたようでした。
お互い夢が破れたことを沈黙のうちに確認して僕はその金庫をいただくことになりました。

コメント

コメントを投稿